なんでやねんDTP・新館

はてなダイアリーから移行しました…

合成フォントに躓きました…

この記事は、DTP Advent Calendar 2018の12日目の記事です(最後に残った1枠でございました…)。 いま現在進行中の案件でタテ組みの「合成フォント」を組んだ際にちょっと躓いたので、経緯を纏めておきます(アプリケーションはInDesign CS6です)。 デザイ…

プラスのトラッキングのかかった文字列とルビ

前回の記事で言及したように、トラッキングをかけた文字列を親文字としてルビを振ると親文字とルビにズレが発生します。この原因はトラッキング量を含めて親文字の幅とされ、その幅に対してルビが配置される所為だと考えられます。※InDesignでは「字送り」と…

「字取り」の設定方法

組版の現場において「字取り」という用語があります。「一定の文字サイズで一定の字数分の組み幅に文字を均等に配置すること」をいいます。その「字取り」を実現するには様々な方法があり、使う場面やアプリケーションによっても最適解は一つではありません…

「四分アキ」などの設定方法

はてなダイアリーのサービスが来春には終了する予定なのでこちらへ引っ越してきたのですが、更新履歴を眺めると一昨年(2016)・昨年(2017)ともに8件のみ、今年(2018)に至っては未(いま)だに更新しておりませんでした。 転居後の環境では、幸いなこと…

モリサワ新書体「みちくさ」の連綿体字形一覧のpdf

先頃(2017.11.08)、モリサワさんの2017年の新書体が使用可能となりました。 その中に、縦組みで連綿体が使用できる「みちくさ」というユニークな書体があります(参照→「みちくさの使い方」)。 上記リンク先、一度は目を通して頭に入れておいた方がいいで…

InDesignの「段落行取り」について…

InDesignの段落パネルサブメニューに「段落行取り」という項目がありますが、この使用方法や挙動などが理解しづらいようなので、私の理解の範囲で記しておきます。 初心者さんには、「行取り」そのものから説明する必要があるかと思いますので、まずそこから…

「アンカー付きオブジェクト」の「カスタム」設定_その2

http://d.hatena.ne.jp/works014/20170528:TITLE=以前のアンカー付きオブジェクトの記事から少し間が開いてしまいましたが、続きを書く余裕が出来ましたので纏めておきます。 ※前回は主に「X方向(字送り方向)」について記しましたので、今回は「Y方向(行…

各種記号とコード、文字クラス

ちょっと時間が出来ましたので、以前から作成して利用していた自分用の覚え書きメモを改訂したので、ついでと言ってはなんですけど、ここに公開しておきます。 (画像だけで、テキストは特にありません…悪しからず…) ※キー配列などはMac USキーボードでのも…

合成の括弧類に関して…

(「アンカー付きオブジェクト」の続きは少し後回しにして、少しだけ関連のあることを先に……)全角以上の括弧類を作成するための(合成用の)括弧類はU+239B〜U+23B1に集中しています(画像は ATOKの文字パレット)。これをそれぞれダブルクリックして InDes…

「アンカー付きオブジェクト」の「カスタム」設定_その1

ここ最近、InDesignの「アンカー付きオブジェクト」の「カスタム」設定と挙動の関係について、理解があまり行き渡っていないのではないか? と思わせる書き込みを目にする機会が多いように感じます。 そこで、私なりに解説を試みてみることにしました。 ※2〜…

「表と段落のアキ」と行送りの基準位置

以前から気になっていた InDesignの「表の属性/表の設定/表と段落のアキ」と「行送りの基準位置」の関係について、簡単に検証してみました(OS X 10.10.5, CS6)。 私は主にフレームグリッドで作業しており、その際には表や図版は「アンカー付きオブジェク…

Illustratorの「繰り返し文字の処理」

Adobe Illustratorの段落パネルメニューには「繰り返し文字の処理」というInDesignにはない項目があり、ヘルプを覗くと以下のように書いてあります。 キャプションの(左)と(右)が逆ですね… 赤アンダーラインを引いた前半部分を素直に受け取って、例文を…

Illustratorの自動カーニング時の行頭行末揃えは…

すでにこのブログ上で「Illustratorでの箱組にオプティカルカーニングは不適」と題して、Illustratorで「オプティカルカーニング」適用時に行頭行末揃えの組版が(自動では)不可能なことは報告済みですが、(追い打ちをかけるようで残念ですが)「自動(メ…

「字送り」という用語について

あちこちのwebページや書籍に「字送り」を文字のセンターからセンターとする誤解を招く図解が氾濫しています*1。確かに写植でいう センター・センター方式 ではそうなのですが、現在のデジタルフォントによる組版では、写植でいうところの トップ・センター…

電話マークやお天気マークの書体別一覧

去る7月16日にTwitter上でにある画像を流しました*1…→ 参照 画像をご覧になれば理由がわかると思いますが、何人かの方が書体名が上に付いているモノと勘違いしておられましたので、(いくつか追加して)改めて7月28日に流したのが以下のようなモノでした。 […

InDesignのスマートガイドの表示…

InDesignの「スマートガイド」について、ちょっと疑問に思っていたことがありました。 それは、ガイドの表示されるドキュメントと表示されないドキュメントがあるということで、表示されるのは外部から支給された月刊の社内報のようなドキュメントで、それを…

縦組み中のアンカー付きオブジェクト処理

先日、ふと思いついて、以下のようなことをtwitterで呟きました。 (そういえば…InDesignで縦組みテキスト中にオブジェクト〈アイコンとか作字とか何でもええけど〉をペーストした際に90°の回転〈マイナスやったかな?〉がかかるのは何とかならんのかな…まぁ…

文字コードで区別できる注意したい文字たち

私の場合、JIS X 2013: 2004(04JIS)の例示字形変更に対応した「N付き」書体を使用していても、書籍組版などで要求される表外漢字を「いわゆる康煕字典体」とするには、まだまだ字形を置き換える処理が必要だと考えています。 例えば、下の画像の(参考)部…

InDesignで組む2倍ダーシ

ある人気小説の後日談に登場する「怒っていた件のおじさま」*1本人として、InDesignを使用アプリケーションとしたDTP組版時の2倍ダーシ(ダッシュ)の実現方法を纏めておきます。 一般的に使われている文字としては3種類あります。[:W530] U+2014(―:EM DAS…

謹賀新年…

新年のご挨拶代わりに… 年賀状を出す習慣は既に何十年も前に捨ててしまいました …謹賀新年… pic.twitter.com/rSdBi4x9r9— なんでやねんDTP/おぢん (@works014) 2015, 12月 31 ↑上記、ウエイトは「M」の間違いです…寛恕願います… ↓以下はすべて「ベタ組み」 ……

InDesignの各種スペース

InDesignでは「書式メニュー」の「スペースの挿入」から様々なスペースが挿入可能です。それらの字幅や挙動について、色々と気になることがありましたので、少し調べてみましたので、。 その結果をここに公開しておきます。一般的な全角スペース(和字間隔)…

見開きページの片方に両方のノンブルを表示するには?

先日、訪問先で「InDesignで、見開きページの片方に両方のノンブルを表示するには?」と質問されました。 「前ページ番号」や「次ページ番号」を使うことは何となく知っていたのですが、実際にはそのような案件の経験はなく、いざやってみると思うようにはな…

「前置省略記号」と「後置省略記号」に属する文字

以前から気になっていたInDesignの「文字組みアキ量設定」における文字クラス「前置省略記号」と「後置省略記号」に属する文字種を調べてみました。 - JIS X 4051では以下のように定義されています。 - 確認の手順としては…… ※「環境設定/組版/CIDベースの文…

InDesignの線種のカスタマイズ

ついでなので、線種のカスタマイズについて…… InDesignではカスタムの線種を作成することができます。 先日のブログの最後の例「点線」の部分に追記したように、「点線」をカスタマイズしたところで、段落境界線や打ち消し線・下線にまで適用することは不可…

InDesignにプリセットされている線種いろいろ

InDesignで使える罫線は、あらかじめ何種類かプリセットされています。 普通の罫線として使う際はもちろん、段落境界線や下線および打ち消し線などの設定パネルにも線種の選択肢がありますね。 これらのプリセットの罫線を使うことは間々あるのですが、適当…

合成フォントでの縦組み本文中の正立欧文・英数字の処理

さて、合成フォントでの縦組み中の英数字や正立欧文の処理に関してですが…… 話がややこしくなりますので、以下では縦組み中の「欧文も数字も正立させて使用する」場合とします。つまり、欧文は「PTA」などの頭字語しか出現しないものと考えて…… InDesignのデ…

縦組み本文中の英数字の処理

縦組み本文中の算用数字などの処理について簡単に私の考え方・方法を記してみることにします(環境はOSX上のInDesign CS6)。 ※なお、合成フォントの場合は少し事情が変わってきますので、稿を改めます(後日)した…右記を参照ください。→ コレ なお、本文中…

オプティカルカーニングについて:補足

先日、ある掲示板での質問に答え、twitterにも流したことですが…… IllustratorやInDesign、さらにPhoshopの文字パネルのカーニング欄の選択肢にある「オプティカル」は、フォント内部の情報に依存せずアプリケーションが隣合った文字の形状を考えてカーニン…

凸版文久見出し明朝:その使用(仕様)上の注意点

モリサワパスポートに新たに加わった「凸版文久見出し明朝 EB」について、少し気をつけなければならないことがあるので、備忘的に記しておきます(主に己の必要性から)。 まずは、右記のリンク先をご覧ください。→ 凸版文久見出し明朝について 上記リンク先…

あるメールの質問に答えて…

先日、東京のデザイン学校で学ぶ方から質問メールが来ました。 「+designing」誌の読者の方のようで、このように反応があるのはありがたいことです。まず、質問内容は*1…… 段落スタイルや文字組みアキ量設定を勉強していくうちに「そもそも、美しい本文組版…