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クォーテーションマークのまとめ

※文字そのもののユニコード位置は正確には情報パレットのモノを参照する必要があるが、この記事の一部のユニコード表記は字形パレットを参照したため正確さに欠ける。(100320追記


ダブルミニュートについての記事のブックマークコメントに一重引用符(シングルクォーテーション)も同様だろうとのコメントをいただいており、アポストロフィー(右の一重引用符兼用*1)も気になるので、少し時間の余裕が出来たのでまとめておいた(4行目はAdobe Garamond Pro Regular)。少し小さくて見づらいがご容赦願いたい。



尚、Unicode3.2準拠のフォントでタテ組に変更後処理する場合、ダブルは字形パレットから等幅全角字形と表示されるCIDの672と673を選択すれば大丈夫だが、シングルは等幅全角字形の670と671を選んでもダメだった。ヨコの矢印から等幅全角字形を適用しなければならない。(字形パレットのタテ組用全角字形でいいとは思うが)

以下、青字部分は071001追記
シングルクォーテーションは本来2018/2019の組み合わせなのだが、A-OTF リュウミン Pr5 R-KL=Unicode3.2準拠のフォントの場合は、02BB/02BCの組み合わせになってしまうようだ(字形パレットで確認した。情報パレットでは2018/2019となっている)。
で、ヨコ組の02BB/02BCに字形パレットから等幅全角字形を適用した後にタテ組に変更した場合は2018/2019のタテ組用全角字形に変換されるようだが、タテ組の02BB/02BCに字形パレットから等幅全角字形を適用しても90度回転したクォーテーションが表示されるだけだし、タテ組用全角字形を適用しても変化はない。字形パレットヨコの矢印から等幅全角字形を適用しなければ、2018/2019のタテ組用全角字形にならない。


以下もご参照ください。
あさうすさんの実験る〜む*2
ヒラギノのF&Q
n-yujiさんの遠近法ノート*3
NAOIさんはInDesignにおける引用符の謎の挙動についての文字コード的なまとめとして,もっと詳細に解説されている*4

*1:「起こし」に対する「受け」という表現のほうが正しいかも? 070929 10:42追記

*2:070928 18:20修正。失礼しました

*3:071002追記

*4:071226追記