なんでやねんDTP・新館

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ベースライン位置のズレ

主なフォントのベースライン位置のズレを簡単に調べてみた。


昨日と同様の方法で、つまり下線設定は「オフセット=0mm」(=ベースライン)/打ち消し線は「オフセット=文字サイズの38%」(=一般的な和文フォントのセンター)として、モリサワパスポート/イワタLETS/フォントワークスLETS/リョービ味岡かな/リョービ伝統書体などインストールしてあるフォントのうち200超(Pr5/Pr6Nなど内の1種、ファミリー内で2種ほど)の中黒達を、文字揃えを「仮想ボディの中央」にして表示してみたところ、ズレが顕著なのは以下の通り(Nameを記入した部分)*1



下方のガタガタのダイナフォント群は論外としてフォントワークスのクラシックシリーズに多く見られ、昨日の作例で使用したグレコは特にズレが大きいようだ。
追記リョービの仮名書体で実際に経験したと書いたが、とくにズレは見られず、記憶違いだったかも知れない。
これも追記したが、昨日の作例に使用したFOT-筑紫ゴシック ProとFOT-グレコ Stdのベースラインをあるツールで確認するとは共に120/1000になっている。判らなくなってきたのでメーカーに問い合わせ中。


(以下090702 20:00頃追記
あるツールで表示したCID7555の字形データ。


  • 左:FOT-GrecoStd-M.otf、右:A-OTF-ShinseiKaiPr5-CBSK1.otf


つまりフォントワークスグレコMとモリサワの新正楷書体。
グレコは仮想ボディの天地中央に入っているのではなさそうだが? 
小ぶりにするのはいいが……、センターには入れるべきではなかろうか?
でも、文字揃え「仮想ボディの中央」では揃ったように見える……ということで、ますます判らなくなってきた……。

*1:当初は+も入力していたのだが、数字との兼ね合いからかフォントのデザインとして天地のセンターにあるとは限らないようであったので外した。なお、平成及びMS部分は後続のモノも(同ゴシック)含めてニコイチ