続・ベースライン位置のズレ
昨日の続き。
実は昨日、フォントワークスさんから返事のメールが来ていて、「平均字面が小さいため」というような理由だったので、ちょっと納得いかず、ベースライン位置を公開してくれるようお願いしていた。
で、今朝、返事が来ていた。
実は、弊社のグレコ・ロダンなどいわゆるクラシック書体と言われるフォントのベースラインは840・160でした。そのため他社書体と比べると下がって表示されるため、新しい書体に関しては他社書体同様に880・120に直しております。これによって弊社の書体どうしで比較してもセンターがずれるという現象が起こります。
ロダン、スーラ、クレー、グレコ、セザンヌ、マティス、ユトリロのベースライン位置は840・160です。
昨日の図から察するに、書体毎に微差があるように思うがマァいいとしよう。
で、さらに検証してみた。
「ベースライン位置は840・160」ということで、グレコは打ち消し線を「オフセット=文字サイズの32.4%*1」、新正楷書体は「38%」として昨日の最後に挙げた図に重ねてみた。
仮想ボディのほぼセンターには入っているようである(背面の図が話をややこしくしてしまったのでした)。
これを一つのテキストフレームにまとめると……
- 上:文字揃え=欧文ベースライン
- 下:文字揃え=仮想ボディの中央
ほぼ納得。が、ここでまた一つの悩ましい問題が……
欧文ベースライン揃えの場合は(同サイズの場合)先頭のフォントに合わせるようだ*2……が、もうこの件はオシマイにする。