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メトリクスカーニング_続

この記事と先行する記事は理解しづらいようなのでメトリクスには「プロポーショナルメトリクス」の併用が必須_再にまとめて書き替えました。リンク先を参照ください。

昨日の「メトリクスカーニング」と「OpenType機能→プロポーショナルメトリクス」の関係を数値的に検証してみる。


下の図はフォント作成ソフトを利用して読み取ったプロポーショナル情報(上)とペアカーニング情報(下)。基本単位は1000。
(上の数値の合計は1,370、下は260)



文字サイズ100ptでメトリクスを適用して「フレームを内容にフィット」させると
600−137−26=437となる。



それぞれ図のような処理を施して「フレームを内容にフィット」させた。


  • 1行目:「ィ」のプロポーショナル情報(14+32)が破棄されて437+14+32=483
  • 2行目:プロポーショナルメトリクスを併用しているので変化なし
  • 3行目:さらに「ヴ」のプロポーショナル情報(17+6)と「ヴィ」のペアカーニング情報(26)が破棄されて483+17+6+26=532
  • 4行目:「ヴィ」のペアカーニング情報(26)のみが破棄されて437+26=463


ということになる。