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写研の低学年、幼児用仮名文字盤など

twitter上に流した画像類をココにも……


写研の低学年、幼児用仮名文字盤



  • 『写研文字盤見本帳〔特殊〕』写研, 改訂23版1刷, 昭和63年(昭和48年初版), 77頁より
  • 「一般の書籍や雑誌にはご使用にならないよう」との注記がある
  • 後に石井太教科書体とナールMも追加されたとtwitter上で情報をいただいた


中学教科書に見る学参系の字体



  • 中学社会教科書の例:『中学社会 歴史 未来をみつめて』教育出版(株), 2010年(2005年検定済)

言偏・示偏・之繞は一般と同じだが、仮名を含め糸偏・「民/会/案」などは学参系。



  • 中学国語教科書の例:『現代の国語 3』(株)三省堂, 2005年4版(2002年初版, 2001年検定済)

示偏はココには見当たらないが上の例とほぼ同じ規準かと思う。

別頁に示偏および衣偏があった。一画目は点(公開日12:20頃追記


以下にtwitterでの@monokanoさんのご感想を……
“糸偏・「民/会/案」などは学参系、という規準は「生徒が画数を誤認しないようにする」ってことですよね。画数の誤認を避けられれば印刷書体様式を許容する方針。「言」の一画目が点か線かという拘泥に陥らないし、良い方針だと思います。”
仰る通り、私もそう思う。


ただ、他にも計20数冊の教科書・副読本の類を調べてみたが、同様な方針のモノは他に見付けられず、一般書体を使用するモノが圧倒的多数であった。

また、大手教科書出版では独自の書体を作成している場合もあり、その他の書体については、その独自書体に合わせて既存の学参書体をさらに改めるということも行われているようである。

独自書体の例 参照頁