写研のSHMと秀英初号明朝
秀英体の初号明朝がデジタルフォントとして復刻されるという。(http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=163946&lindID=1)
■秀英体 平成の大改刻
出版を中心に100年以上にわたり言葉を伝え続けてきた秀英体が、OpenType+CTPという今後主流になるフローに向け、新しくリニューアル致します。本文用の秀英細・中・太明朝体と、秀英体の中でも最大サイズであり、様々な編集者や装幀家に愛された和文書体の傑作「秀英初号明朝」を、開発途中ながら現段階を皆様にご紹介致します。
(http://www.dnp.co.jp/shueitai/event/bookfair2007.html より)
秀英初号明朝はいわずと知れた、写研の秀英明朝体/SHMの種字である。
このブログのタイトルの「なんでやねん」 もそのSHMであるが、フォントアウトラインサービス利用したわけではない。
ではどうして作成したかというと、まだ写植屋も兼ねていた頃に印字したSHMのかな集合の印画紙をスキャン(疑似1200dpi)してPSD形式で保存してある。*1
その画像を元に、ガイドラインに沿ってコピー&ペーストを繰り返して必要な文字のレイヤーを作り、写植の切り貼りよろしく動かして、レイヤーを統合し、最後に(1200dpiのグレースケールなので)そのまま白黒2値に変換して完成。もし漢字が必要ならば游築見出し明朝体(字游工房)がベストかな?
これ差し上げます
スキャナも旧世代で*2、文字サイズは50Qと拡大使用には向きませんが、原寸使用は充分なレベルにあると思います(疑似1200dpiのグレースケール、容量10.6MB)。必要な方にはMail(Profile欄 id:works014:about 参照)をいただければ*3、ファイル無料転送サービスの「おくりん坊」にアップしてダウンロードアドレスを通知するようにします。
(何人の方が......? とりあえず先着10名_おくりん坊の最大_としておく)