変形をかけた文字のボックスサイズが......
まだまだCS2ネタで恐縮するが、昨日遭遇した件について検証してみたところ、驚きの結果になってしまった。
図版とキャプションなどのスペースを一定に保つため、テキストフレーム内にマージンを設定して、「オブジェクトサイズの調整」の「フレームを内容に合わせる」でテキストフレームのサイズを内容にフィットさせて版面などに合わせる場面がよくあると思う。
こんな場合は正体を使うことがほとんどだし、文字サイズも小さいので、たいして影響もないといえばなく、今まで気がつかなかったが......
ある雑誌の連載モノのメインタイトルとサブタイトルをフレームで分けて、行間スペースをフレーム内マージンで設定していたが、今回はスペースの都合で平体90%にすることになった。
変更したうえでテキストにフレームをフィットさせてみたが天地のサイズに変化はなかった。なんでやねん!?
少し時間をひねり出してテストしてみた。
適当なサイズでテキストフレームを作成し、40Qでテキストを入れる。
正体/平体1(天地90%)/平体2(天地80%)とし、文字揃えもご覧のように設定した。
(フレーム内のテキストの位置は上に設定してあるが、この時点で既にオカシイではないか)
全選択して「オブジェクトサイズの調整」の「フレームを内容に合わせる」を適用する。
全てサイズは変わっているものの、平体をかけたものの天地サイズは正体のものと同じく10mmのママだ。
(リンク画像1、画像2、画像3)
今まで天地サイズも90%なら9mm、80%なら8mmとなってくれるとばかり思っていたのだが......
ついでにタテ組でも検証してみたが、同様の結果となった。
試しに天地を拡大しても同じ結果となる。なんだコレ!?
この機能の使い方そのもの、あるいは何処かの設定を間違ってしまっているのかな......と思ってしまうのだが。
これだけならまだマシなのだが、表組内でも同じ結果となってしまった。これはかなり痛い、というか致命的だ。
もちろん変形ではなく、文字サイズそのものを変更すると、それに合わせて天地サイズは変わってくれる(下の2段)。*1
ということは、行送り方向に変形をかける場合は文字サイズそのものを変更して、文字送り方向に逆算した変形をかけなければならないのか......そんなメンドウなこと......
私が何処かの設定をミスしているせいであることを祈りたい。
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コメント欄でのInDesignの勉強部屋のYUJIさんのアドバイスにより、認識不足が露呈。
下の「次の日>」をクリックしてくだされば……
*1:画像の内容に数字の間違いを発見したので、上の例と同様に文字揃えを設定し、文字サイズ自体を変更した行を追加した画像にサシカエ(表内テキスト配置は上、上下マージン1mm)、テキストもそれに合わせて微修正した。 070913 09:55+10:05