なんでやねんDTP・新館

はてなダイアリーから移行しました…

OpenTypeフォント時代の数字使い

昨日の続きみたいなもの。


モリサワのOpenType以前のリュウミンLの不細工な従属欧文の影響が多分にあるのだが*1、使用書体が何であれ、縦組でも横組でも見ため半角の数字で組んでしまうことが多くなってしまっている。
しかし、思い出してみると、写植を組んでいた当時、基本ベタ組の場合は1桁数字は10/16〜12/16em程度のいわゆる「2/3数字」を使うことが多かったように思う*2


この点に関しても、OpenTypeフォントの場合は各数字がデザイン的には統一されているので、1桁は等幅全角・2桁等幅半角として混ぜ組みしても特に違和感は感じなくなってきた。



縦組でこの方式を採用する場合、1桁(立てたい数字)は全角入力・2桁(自動縦中横を適用する数字)は半角入力という、ひと手間かけた入力が活きてくることになる。




尚、作例は2桁まで自動縦中横、文字組みアキ量設定の和/英数字間は0%に設定してある。

*1:勿論、L以外の数字も全角と半角でデザイン自体が異なっていたので混ぜては使えなかった。で、Biblosのお世話になっていた

*2:これには作業効率の理由も多分にあったのだが、それは置いといて