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検索置換で段落スタイルを適用すると置換字形が解除される

久々にInDesignネタ。環境は未だにInDesign CS2_v.4.0.5 Mac


段落スタイルを検索置換で適用するということは皆さん多かれ少なかれ日常的に行われていると思う。
私は今まで段落スタイルの詳細文字形式で字形を指定してしまうことが多く気が付かなかったのだが、検索置換で標準字形を設定した段落スタイルを適用することによって、置換字形は解除されるということに今更ながら気が付いた。


当然といえば当然の結果なのだが……どうすればスムーズにコトが運ぶのか?





例はタグ付きテキストを読み込んでテストしたモノだが、「迄」を字形パレットでダブルクリックして置換した場合でも、検索置換で段落スタイルを適用すると解除されるのは同じ。但し、CIDで指定してある場合は大丈夫。


読み込んだタグ付きテキストは以下の通り。

1月10日 いざさらば雪見にころぶ所
(『芭蕉名句集』山本健吉評釈)松尾芭蕉
貞享四(一六八九)年冬、芭蕉は名古屋にいた。その日雪が降ったので「雪見に浮き立った気持をそのまま表現したもの」で転ぶというのは無論誇張である。この句はじめ「いざ出む(さあ出かけよう)」としたが、『の小文』)では「いざ行む」となり、結局「いざさらば」に落ちついたという。