なんでやねんDTP・新館

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「卉」の異体字(CID14109)のユニコード

今までJeditX上で行っていたユニコードで置換可能な表外漢字について、InDesign上で処理する必要が生じたため、サロゲートペア部分のコードを確認するために、InDesignCS3に元にするテーブルのテキストをペーストしたところ、正常にペーストされなかった。


  • 画像の左は化けた文字群(互換漢字)、右はFILL InDesignを起動した状態でペーストしたモノ(こちらが正常)。


未だCS2を主に使っているので忘れていたが、この件について、どこかで読んだ記憶を頼りにいつものNAOIさんのページをはてなのMyブックマークから探した(タグ付けが適切でないため苦労したが)。
InDesign CS3にCJK互換漢字をペーストしたときの文字化けから始まって、
Adobe-Japan1のCJK互換漢字とInDesign CS3まで、4本の関連記事があった。


リンク先でも言及されている、ものかのさんトコの「FILL InDesignはダウンロードさせていただいてインストールしてあるが、制御文字のコピペの関係で常時立ち上げていることは余りなかったのだが、場合によっては考えなおさねば……。


で、この作業中にまたひとつ変なことに気付いてしまった。



変換テーブルで、「卉」の変換元異体字をU+20984としていたが、小塚Pro-VIではロックされてしまった。変換テーブルを字種・字形の多いモリサワノPr6を基準に作成していたことが原因のようだ。
調べてみると、CID14109は(文字パレットでは)、モリサワリュウミンPr5ではU+2F82C、リュウミンPr6はU+20984と関連づけられている。
Pr5で入力したモノをPr6に変更しても文字パレットは図の通り表示されるが、情報パレットではU+2F82Cとなっており問題ないが、Pr6で入力したモノは情報パレットもU+20984となっており、Pr5に変更するとロックされる(共に変換元なので大した問題ではない)。
で、変換テーブルには
【tab】卉, 【tab】卉, と2行書いておいた。