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文字ツメの効果的な使用例_01

文字ツメをこきおろした →Booster005_HW_follow_new.pdf 直 からでもないが、その文字ツメの効果的な使用例をひとつ紹介。


例えば下のようなメインタイトルとサブタイトルの組み合わせで、ツメ組み・キッチリ頭揃えとしたい場合。



メトリクスを使用しても、元になるプロポーショナル情報には仮想ボディとのアキが確保(残)されており、その大きさは当然文字サイズに比例するので、見た目が求められているように厳密にキッチリと揃うことはない*1



解決法としては小さい方をインデントで少し下げ、なおかつフレーム全体を少々前へ出すしか手はないし、私の感覚ではツメが甘いという問題も残る。



こんな場合には、「和文等幅」に「文字ツメ100%」をかけて*2



全体にトラッキングを+60程度*3かけて字間のアキを確保。



仕上げに、手作業で食い込み部分などのカーニングを微調整して完成。



もちろん、後ろ揃えでも大丈夫。この場合、トラッキングを気にする必要はない。


*1:オプティカルカーニングでは行頭はツメられない

*2:この段階で仮想ボディと文字面とのアキは0%となっているハズ

*3:6%=32Qで2H程度のアキ、文字サイズあるいは好みによって微妙に変えた方がいいだろう