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合成フォントの「和欧文間隔」の仕様変更?

先日の記事で保留扱いとした件が気になったので、以前の記事で使用したファイルをCS3で開いて確認してみた。
当時CS2で問題になっていた「縦組み中の欧文回転」をオンにした場合にペアカーニング情報が悪さする件



CS3で解消されている。



上の(3)に合成フォントを適用したのが以下で、(「縦組み中の欧文回転」をオンにした場合には)和欧文間隔が無視されているのが判るが(CS2の場合)



CS3の場合は、以下の通り左端の作例のように、和文従属の英数字との組み合わせでは和欧文間隔の設定が有効になる仕様に変更されたようだ。



さらに検証が必要だが、この例を見る限りでは、和文従属の英数字との組み合わせの合成フォントでは和欧文間隔が有効となり、他の英文フォントとの組み合わせでは無視される


但し、当時正解とした「縦組み中の欧文回転」をオフの場合には(合成フォントでも)和欧文間隔の設定が有効になるのは従来通りで、CS2と3の挙動に差はなかった。