なんでやねんDTP・新館

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文字ツメ_再評価

どうも皆さんとっくにご存知のことのようであり、チト恥ずかしいのだが……知らなかったことを白状しておく。


ヒョンなことから*1作業中に文字ツメはTureTrueTypeフォントやCIDフォントにも効くことに気付いた。
普段このテのフォントを使うことはまずないのだが、文字ツメを毛嫌いするあまり、適用してみることすらしていなかったということなのだろうか……情けない。


こんなことなら、プロポーショナルメトリクスを適用できないTureTrueTypeフォントやCIDフォントを使用してシビアなツメを要求された場合でも、文字ツメ100%をかけたモノに+のトラッキングをかけて食い込みを調整すれば大丈夫。
ヨコ組ではオプティカルに微調整を加えても手間は変わらないが、オプティカルの効かないタテ組にも効くのがイイ。



以下100114追記
蛇足になりますが、OpenTypeフォントでも「オプティカルカーニング」を使うか「プロポーショナルメトリクス」を使うかはフォントによって判断します*2
尚、全体的に「プロポーショナルメトリクス」は「プロポーショナルメトリクス+メトリクスカーニング」と読み替えてください。


id:NAOIさんのコメントが気になったので……
※1行目以外はすべてOpenTypeフォント



アキの気になる箇所はこの段階である程度ツメて(あるいはアケて)しまえばいいかと……。
でも、一般的にはあらかじめ段落スタイルを適用するハズだから、微調整は+トラッキングをかけた後に行うことになるハズ。
ならば、括弧類の内側など、その形状から気になるアキが発生するケースが多いと考えられるモノについては、NAOIさんの仰るように「文字組みアキ量設定」で最適値を思い切ってマイナス値にしておいた方が、かえって手数が少なくて済むかも知れない。

*1:デザイナーから支給されたCIDフォントを使用したフォーマット指定のデータを画面に展開して、編集者にフォント形式とツメ機能の違いを説明していた。デザイナー氏はタテ組のCIDフォントに対してオプティカルを適用するような指示を……で、何言うとんの? ○○ちゃうかと……

*2:フォントによってプロポーショナル情報、ペアカーニング情報の出来に差があるため