「検索と置換」の「字形」_何か変?
漢字=筑紫明朝Pr5 Lと仮名=イワタのオールド明朝Pro Rで合成フォントを組んであるのだが、必要があってCID3049の「塚」をCID8422の「塚」に「検索と置換」の「字形」を利用して、確認しながら置換しようとしたが……。
※すぐに原因判明……もしかしてバグ?……末尾に……
何故かCID4230となってしまう。フォントもイワタのオールド明朝Pro Rに……。
試しに別のテキストフレームを作成し、ほぼ同じことを小塚明朝Pro Rでやってみると……
今度はイワタのオールド明朝Pro RのCID7746となってしまった。
何かの設定と絡みあっているのか……とりあえずワケが判らないので、今回は別の方法でやるしかない。
ご報告まで(環境は Mac OSX10.4.11/InDesign CS3_v.5.0.4)。
※申し訳ない。別の検索/置換を実行しようとして原因が判明した。
「検索と置換/テキスト」タブ部分の「置換形式」に不要なモノ(文字スタイル)が設定されていた。
ココも関係してくるとは聞いていないけど(もしかしてバグ?)……気をつけないと……。
(これだけの理由で指定のCIDにならないのは何故か判らないが*1、この設定を削除すれば望み通りの置換が実現された)
(以下100327追記)
上記の文字(字形)化けの原因は以下の通り、CMapの違いによる。
それぞれ、字形パレットでCID3049(u+585A)を先頭にした場合の並びとフローティングパレットに表示される情報。
筑紫明朝Pr5 Lと小塚明朝Pro RのCID8422についてはu+FA10の異体字としてaaltタグが付加されるがその数値が違い、変換先のイワタのオールド明朝Pro RではCID8422はu+FA10そのものなので、aaltタグの数値に従ってそれぞれの字形に置換されてしまうということ。*2
通常、何らかの方法でフォントを変更する場合は「字形の保護」が効くのだが、「字形」を置換しているので一時的に無効になる仕様なのか?
バグの結果を詮索しても仕方がないか……。
(以下、100625追記)
Adobeさんのカスタマーサポートポータルで問い合わせた(20100622)ところ、回答をいただいた(20100624)ので、一部を掲げておく。
(前略)
ブログを拝見させていただきました。本件ですが、InDesign CS5の開発時にベーターテスターより報告を頂いておりました。
担当エンジニアによるり製品の仕様と判断されております。
残念なことにユーザーガイドやお読み下さいには記載されておりません。
申し訳ございません。
(中略)
エンジニアにより仕様と判断されておりますが、変更願いを致します。
1. 他のタブの設定が影響しないようにする。
2. 検索および置換条件の初期化を可能にする。引き続きご不便をお掛けいたしますが、ご理解いただきますようお願い申し上げます。
(後略)