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表組みの具体的な計算例_その2

表組み計算の具体的な例として追記するつもりだったが、新しく起こすことにした。


●全体左右60mmのスペースに左右2列の表組みを入れるとする。2列は同サイズとしセル内の文字は12Qベタ、罫幅はすべて1mmとし、罫と文字との余白は少なくとも半文字分必要とした場合、それぞれ何字詰めとなるか? 罫と文字とのアキはいくらか?


↓とりあえず、以下のような表を作成した(天地サイズはテキトーに…)。



↓各セルの左右幅は……
 表全体サイズ=セルサイズの合計+周囲の罫幅の各1/2 だから


  • 表全体の60mmから周囲の罫幅1mmをマイナスすれば、セルの合計は59mmとなるので、それぞれ59÷2=29.5mmとなる


↓しかし左右に1/2字分ずつの余白が必要なので、行長は8字詰めとせざるを得ないので、暫定的に改行をいれてしまう。



↓行長は12Q×8=96H=24mmとなるので、(29.5−24)÷2=2.75mmが設定する「セルの余白」になる。



  • 天地に0.5mmの余白を設定したが罫幅の1/2以内なので変化はない

解答としての実際の罫と文字とのアキは罫幅の1/2をマイナスした2.25mm


↓数値を少し変えてみると……


  • 天地は余白を1mmとしたので実際には(罫幅の1/2をマイナスした)0.5mmの余白が確保されている
  • 左右は余白を大きくし過ぎたため7文字しか入らなくなっている(行頭揃えの設定になっている)


以下オマケ
↓セルサイズの確定した単行のセンター揃えに関しては、「余白の設定」はすべて「0mm」でも大丈夫。


  • セルの天地サイズは右隣のセルに余白を各1mmを設定してあり、そこで天地サイズが確定している


↓一部の罫の太さが異なっても「余白の設定」は「0mm」で大丈夫。


  • 左と下を2mmとした


↓最も細い罫幅の1/2(この場合0.5)より大きい数値を入れるとセンターはズレル。



↓そんな場合は少なくとも罫幅の1/2を加味して数値を入れないとダメ。



以下、簡単なまとめ……表組みの割り付け計算に関しては……
表組みの罫幅がすべて同じ場合や0.12mmなど細い場合は、罫幅を無いモノとして割り付けることも可能ではあるが、とにかく表組み設定の「セルの余白」には罫幅(の1/2)が含まれる(が、余白が罫幅の1/2より少なくても決して重なることはない)こと、表のサイズとしては周囲の罫幅(の1/2)も加算されることを頭に入れておきたい。