縦書き中のイタリック…
縦書きのイタリック問題(Web、電子書籍)というtogetterまとめに注目して欲しい。
※加えて縦書きのイタリック問題とその周辺(補足編)も…
先日(5/18・19)上京した折に文字絡みのセミナー会場である方から外国人の方を紹介された。今、CSSを議論する中で「縦書き中のイタリックの問題」が浮上しており、「組版者の立場からの意見」を聞きたいというようなことで、ほんの少しの時間お話をさせていただいた。
その後の懇親会でも、上記のまとめに登場する方々を中心に話は盛り上がった……*1
帰阪後、私の考えをブログに纏めるつもりだったのだが、私の立場からは(縦組み中の欧文)イタリックの使用自体に疑問を呈することにしかならず、また、写植の斜体から説き起こす必要まで考えてしまい、纏めるのを断念した。
関連する、(私の中での)これまでの流れをtwitterを中心に纏めておく。*2
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[css][組版]…イタリックの縦書き…縦書き中のイタリック… / “Further analysis on Italics in vertical flow | Do the right things” htn.to/iPEwsa
— なんでやねんDTP/おぢんさん (@works014) 2013年5月20日
[css][組版]…こっちかな… / “縦書きのItalics | koji.ec” htn.to/rneep9
— なんでやねんDTP/おぢんさん (@works014) 2013年5月20日
“強調や引用をあらわすためには日本語文脈中ではほかの表記手法が用意されているわけですよ” / “日本語で斜体を使うのはおかしいだろ : ひろ式めもちょう” htn.to/W9L6zrJDK
— なんでやねんDTP/おぢんさん (@works014) 2013年5月20日
“なおイタリック体で書かれた文中に上に示したような箇所がでてきた場合は、逆に立体に戻される。” / “イタリック体 - Wikipedia” htn.to/S8ZG439L
— なんでやねんDTP/おぢんさん (@works014) 2013年5月20日
うーーん…“文全体が斜体になっている場合で、その中でまた斜体を使うことが必要な場合は、その語句は立体で表記する。” / “斜体 - Wikipedia” htn.to/t7eYH6
— なんでやねんDTP/おぢんさん (@works014) 2013年5月20日
書体として当初から斜体(右上がり)でデザインされている書体としては写研のスーシャなどがあるが、横組み専用書体となっており、縦組みでの使用は考えられていなかった…タイトルなどで斜体を用いる場合は縦・横組み共に右上がり斜体のライン揃えで組むのが一般的であったと思う…意図的にそれ以外も
— なんでやねんDTP/おぢんさん (@works014) 2013年5月20日
欧文でのイタリックの使用部分は、和文では書体を変更する、圏点を付すなどで対応するのが一般的ではなかろうか…縦組みall右上がり斜体の文中での(いわゆる縦組み中の欧文回転が適用された)欧文イタリックの使用などは…むにゃむにゃ…
— なんでやねんDTP/おぢんさん (@works014) 2013年5月20日
この辺りを纏めてブログに…という指令(!? www)を受けてはいるのだが…難しいやん…
— なんでやねんDTP/おぢんさん (@works014) 2013年5月20日
書籍本文などオーソドックスな組版では和文に斜体を用いることはない。欧文にItalicはあるがそれは斜体ではなく別書体。ナナメにすれば良いなどとは下衆の極み! て話を懇親会でしてましたね。 @works014
— 小池窻夫さん (@koikekaisho) 2013年5月21日
ううーーんん…ややこしな… RT @mashabow: CSSは「文書の構造と体裁を分離したとき、後者を指定するためのもの」とされるけど、じゃあその体裁とは何なのか、どこで分離するのかってことを考えないことにはおそらく縦書き斜体の問題に答えられない
— なんでやねんDTP/おぢんさん (@works014) 2013年5月21日
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というようなことを twitter上で呟き、それを流している facebookにコメントをいただいたのが、コレ【重要】…ありがとうございました。
※後日、ご自身の頁で詳細に述べられています。ご参照ください。
日本語版、英語版…オマケに も一つ
以上、不十分ながら何かの参考になれば幸いです。*3