筑紫明朝系で「あけおめ・ことよろ」を組んでみました…
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
ということで、筆者自身がなかなか覚えられない筑紫明朝系の書体で試しに組んでみました。
※すべて「メトリクスカーニング」を適用し、中黒の前後アキ量は「ベタ=アキなし」としています。
ヴィンテージ明朝やQ明朝、アンティーク明朝の「L」と「S」では大きさが異なりますが、仮名部分の字幅は同じになっていて、数字の字幅は変えてあるのがわかります(これらは漢字部分の大きさも異なります)。
また、B明朝はアンティーク明朝と仮名のデザインそのものは似ていてますが、やや大きく墨だまりのようなポテッとした感じも弱くなっています。数字は筑紫明朝と同じです(漢字部分も筑紫明朝と同じ)。
オールド明朝は数字は共通のようですね(漢字部分も共通)。
見出ミンは、「A/B」の数字は共通ですが、「C」は別デザインになっており、ツメ加減も「A/B」に比して緩くなっているのがわかります(漢字部分は共通ですが、ツメ加減は異なります*1)。
*1:ツメ加減に関して藤田氏に直接お聞きする機会がありました。それによると、少し考え方を変更したということでした…“A/Bほどツメルのは使う方に任せた方がイイでしょう”というニュアンス…(ついでに)Cは仮名がA/Bに比してかなり大振りになっているのに最近気づきました…