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タブリーダーに関して…

目次などの項目とノンブル間にタブリーダーとして3点リーダーを設定するという記事をよく見かけますが、タブ文字の領域が全角の整数倍に満たない場合には不自然なアキが発生するため、組み上がりの体裁としてはよくありません。



そのような場合にはタブリーダーとして使用するのはピリオドがベターでしょう。



位置はベースラインシフトで調整し(目分量で大丈夫、さらに書体を変えることで大きさを変えたり、トラッキングで間隔を調整したり)、前後の文字とのアキが狭い場合は適当なスペースキャラクタを挿入すればいいでしょう(4行目)。


また、別の方法として「タブ」キャラクタそのものに打ち消し線(句点)を設定する方法もあります。




太さなども自由に設定可能のところが強味です。
しかし、この場合はタブ領域をピッタリと埋めようとするあまり、少しのズレが発生する場合があります(作例でも発生しています)。



あまり気になる程度ではありませんが、そのような挙動であることはアタマの片隅に置いておく必要はあります(これが実線であれば特に問題はありません)。



またこれらの場合、(デフォルトの設定のママでは)打ち消し線は正確に文字サイズのセンターに入っているワケではありませんので、正確を期する場合は欧文ベースライン位置を把握して、オフセット数値を変更する必要があります(以下を参考に:多くの書体では文字サイズ×0.38を代入)。


  • 一般的なOTFの和文書体の欧文ベースラインは(左端の小塚明朝と同様)、仮想ボディの下端から120/1000の位置にあります。打ち消し線は欧文ベースラインを基準に発生しますので、これを仮想ボディのセンターに配置するには380/1000上へ上げてやる必要があります。つまり、文字サイズの0.38(38%)の数値を打ち消し線オフセットに代入すればイイということになります。

さらに詳しくは以下のページを参照してください。
参照頁→ 打ち消し線と下線の基準位置など