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「前置省略記号」と「後置省略記号」に属する文字

以前から気になっていたInDesignの「文字組みアキ量設定」における文字クラス「前置省略記号」「後置省略記号」に属する文字を調べてみました。

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JIS X 4051では以下のように定義されています。



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確認の手順としては……
「環境設定/組版/CIDベースの文字組みを使用」は「ON
(この部分の使用書体=小塚明朝Pro-R)


まず、JISに定義されている文字を中心に(除外されている「Å」も含めて)幾つか入力して、間に平仮名の「あ」を挿入……


  • 「€(U+20AC:ユーロ記号)」は等幅全角字形を適用


次に、「文字組みアキ量設定」をカスタマイズし、
前の文字クラス「前置省略記号」:後「平仮名」の最適値を「−50%」にした設定…



前の文字クラス「平仮名」:後「後置省略記号」の最適値を「−50%」にした設定…



の2種を用意し、適用して結果を確認……



とはなはだ原始的な方法で行いました。

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他のそれらしきモノも含めて総当たりで検証した結果、確認できた文字は以下の通りです。



  • 欧文用文字とされる文字は範囲外となりますので、「€(U+20AC:ユーロ記号)」は等幅全角字形を適用
  • 「°(U+00B0)/′(U+2032)/″(U+2033)」には和欧文間隔は適用されず字幅は半角扱い


ユニコードの位置では以下のあたり……



なお、縦組みに変換すると等幅全角字形を適用するしかなかった「€(U+20AC:ユーロ記号)」と「ℊ(U+210A)」は縦横変換されませんので注意が必要です。


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「ℊ(U+210A)」については、以下のヒラギノ角ゴに見られるように(敢えて)デザインを変えてあることから考えると、グラム記号として使用する目的かと推測できるのですが、(悲しいことに)英語に強くないため確かなことは解りませんので悪しからず……


  • 小塚では(全角英字と比べても)天地サイズを抑えているようです
  • ヒラギノの角ゴではデザインも変えてあります


以上、覚え書き程度に記しておきます。