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人名用漢字の置換テーブル

以前の記事「人名用漢字を旧字体にする+ヒゲを生やす」を一部修正*1して、置換テーブルをテストに作成した。



リュウミンの「藤」がやはり「alltテーブル」の相違でダメなのが判る。
上の画像はPr5書体だが、その後、Adobe-Japan1-4準拠の書体もテストし、出来上がった置換テーブルを適用したのが以下。



テーブルは2種類。(ダウンロードはココより)
リュウミンのProでは、一部ユニコードで書き分け可能であるにもかかわらず、「ゲタ」になるものもあった*2ので、それらは両テーブルともに字形タグを使用するように書き換えた*3
なお、筑紫のProはモリサワ用のテーブルを適用しているのだが、理由は以下の画像を参照。



ProとPr5で「aaltテーブル」に相違があるという一例。


また「艶巌亀尭渚穣聡琢猪禎彦槙弥靖祐遥蘭遼蓮禄亘瑶猪/巽浩」などユニコードで書き分け可能なものについては「CharConvX」に登録して置換することも可能だが、サロゲートペアの件もあり、煩雑になるので例の「連続文字置換用スクリプト.jsx」のみで処理するようにした。
なお、置換テーブル上で字形タグなどを使用しないで直接文字コード自体を書き換えている部分はルビ処理が解除されるので、何らかのタグを利用するように書き換えた方がいいだろうと思う。(テーブルは後日)(この部分090218追記
サロゲートペアの文字については、コメント欄にある通りだが、テーブルをUTF-16で保存するならそのままで大丈夫。(この部分100312追記


●以下、重要
なお、「CharConvX」はInDesign上でも使用可能なことが判ったが、




置換処理済みのテキストに何らかの置換を適用すると困ったことになる(タグで置換しているモノが解除される)ようなので*4、あくまでもテキストファイル上での使用、あるいはターゲットになる文字のみを選択状態にした上での適用に留めるべきだろう。

*1:明朝体活字字形一覧』を参照して「鵬」を置換対象から外す等々

*2:主には上下の画像で黄色地の有無の差がある部分、たぶん準拠しているユニコードVer.の違い=CMapの違い

*3:筑紫は大丈夫だったのだが……

*4:画像はオリジナルのテーブルを適用しているが、デフォルトで用意されている設定でも同様であった