均等ツメのルビ設定にご注意
InDesign CS5および5.5上での縦組みのフレームグリッドとなんらかの字間ツメおよび合成フォントとが絡んだと思しき不具合の件*1で、(ちょっと気になって)CS3で作成したデータおよびpdfを確認したが特に問題はなかった。
その際に見つけてしまったポカミスを報告しておく。
※フレームグリッドは13Qの12H送り(1Hヅメ)で作成してある。
「所謂」にグループルビで「いわゆる」と振ってあるが、(1Hヅメなので)ルビの長さが親文字群より長くなることになり、さらに後続文字が漢字「天」なので上にズレてしまっている*2。
※私(および校正者)の完全な見落としミスである。
これを解決するために便宜的にモノルビとしても……
ご覧の通り、「わ/ゆ」の間が詰まってしまう結果になるだけ。
グループルビのママで、ルビ文字のサイズを字送りの半分(6Q)まで小さくするか、
ルビ文字のサイズを変更しないのであれば……
上の図のように、ルビかけ(文字かけ)処理を「無制限」、親文字間の調整を「調整しない」とするしかない。
どちらかというとルビサイズを変更する方が手っ取り早いが、私のような組版担当者としては版面設計・編集など他の担当者との合意が必要であろう。