なんでやねんDTP・新館

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写植のセンター・センター方式

「写植の時代」展が無事終了した。
ご参加いただいた方々、ありがとうございました。


会場では、今でも動くモリサワの手動写植機MC-6型を展示し、適時、構造などを解説したりもさせていただいた。

この本体は昨年末で廃棄される運命にあったモノを奇跡的に発見(?)し、無理をお願いして譲り受け、展示会当日まで保管していただき、当日に搬入・設置した。大切に使っておられたヤマハラ(大阪・豊中)さんに感謝!。


会場には暗室も設置し、その印字体験も実施したのだが、(DTPと大いに異なり)とまどいが多かったであろう部分について、少々記しておく。


モリサワのMC-6型は各Q数のレンズをセンター・センターで合わせてある方式のため、同じ位置で印字すると下図:左端のように天地・左右ともセンターが一致することになる。



そのため、例えば異Q数混植の横組で下揃えにしたい場合は、基準にする文字サイズとの差の1/2分を天地に振ってやる必要がある(図:中・右)。


一方、横組で異Q数を頭揃えする場合にも同様の処理が必要になるが、場合によっては文字サイズの1/2ずつを空送りした位置から印字し始める方法も採られた(下図:下端)。



さて、少々ややこしい異Q数間の送り量だが、センター・センター方式を理解さえすれば考え方は簡単。
センターからセンターなので、図のように前後の文字サイズの半分ずつを送ることにより字間がベタ(アキなし)の状態となる。つまり前の文字(56Q)を印字後(実際は印字と共に)その文字サイズの半分(28H)送り、次の文字(28Q)はその文字サイズの半分(14H)を送ってから印字することになる。


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展示会の運営カンパを募る目的で作成されたパンフレットの入手方法に関する案内は、大阪DTPの勉強部屋のサイト右欄に掲載されているので是非……。
なお、「写植の時代」展は「書体・組版」をテーマに次回開催(5月下旬or6月上旬)を企画中!
楽しみに待たれたい。


参加された方のレポートがブログにあがっているので、ご参照ください(感謝! ありがとうございます)。
写植はアメリカンドリームだったのか?
写植の時代から伝えたいもの(前編)
写植の時代から伝えたいもの(中編)
歯の機構・写植の時代展
「写植の時代」展に行ってきた
「写植の時代」展に行ってきました
写植の時代展 & 大阪DTPの勉強部屋 第10回勉強会
文字を植える。
好評のパンフレットについては……
「写植の時代」展パンフレット
写植の時代展パンフレットは表紙も良いのだ
togetterでは……
写植TL(「写植の時代」展感想など)