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表外漢字の正字化_09

またさらに続ける。(090126_画像差し替え、以下青字部は変更・追加)



  • 「冉」は参考までに挙げただけ。常用漢字の「再」も含めて『明朝体活字字形一覧』では標準字形と同様であること(微妙な差異があるものもあるが)、及び右を「親字」としている『新潮日本語漢字辞典』は例外として『新字源/漢字源』でも突き抜けた字体は「別体/異体字」扱いであることから、従来から標準字形が通用字として……。
  • 「侫-佞」は偶然見つけた誤字とされているもので、シフトJISでも書き分け可能。。
  • 「蜃」は09字形(標準字形)はCID6510だが、ほとんどのフォントでは見ての通りCID20296と字形差はなく、とくに置換する必要はない。最後にあげたAdobeの小塚だけは3画目の横画が左に付いているののが判る。
  • 「腱/虔」は筆押さえの有無なので無視。
  • 「靄」はAdobe-Japanの文字セットでは区別されていない。


上記の「冉/再」関連部分を『明朝体活字字形一覧』から次に掲げておく。



●扱った表外字(04以前の人名用以外)
篝/冉/冓/媾/搆/稱/苒/覯/遘/髯/
芒/侫-佞/鋩/魍/蜃


JIS X0213_04JIS変更を道案内にした表外字の検討はこれで終わり。
だが、まだまだある。
次回からは互換基準の29字を道案内に検討していくつもり。