オバカな組版例_03

先日の縦組バージョン。
大阪の朝日新聞が発行している情報誌の4段組ページの1段目（右）と2段目（左）。

1段目は16字詰め（一部禁則処理のため15字）だが、2段目は同じ天地にほぼ15字詰めとなってしまっている。
写真と組み合わせたレイアウトのため、行数制限が絡んでいてどうしてもこの行数が必要だった可能性も有るが、16字詰めとしても行数は変わらない。

ちなみに4段目は以下の通り、これも同様に16字天地にほぼ15字詰め。意図的にしたとしたしても、キチンと計算できていないから行末が句読点の場合は字送りが違うのが判る*1。

いずれも最終行が本来の字送りであろうと思う。
もし行数をかせぎたいために意図的に字送りを変更しているのなら「オバカ」とはいえないが、キチンと計算した上で、最終行まで同様にトラッキングなりをかけてやればもっと誤魔化しが効くことを知るべきだ……計算出来ないのかなぁ。

*1:半角固定かもしれないが……だろう